文豪の永井荷風はご存じですか?荷風について様々な視点から紹介します。

荷風の生活と俳句・日記の結びつき

荷風は小説だけに限らず、俳句や日記などさまざまなかたちで自身の文章を残しました。 彼がいろいろな興味を抱いていた象徴ともいえるでしょう。 彼が俳句を愛する理由とは 荷風が生み出す俳諧や日記には、彼の生活そのものを映し出しており、荷風独特な特徴…

荷風の女事情

荷風のイメージとして一番これが印象強いのではないでしょうか。 荷風の女好きな性格。。 「一人で生きていける人間なのに、女の人は必要としていたのか」 と思ってしまうのですが、荷風にとって女の人は自身の生活をサポートしてくれるための存在ではなく、…

永井荷風の性格はどんな感じ?

永井荷風は孤独な生活を送り、独りでいることが多かったとか。。。 実際、「永井荷風」という人間はどんな性格だったのか、 周りにはどのような人間に見られていたのでしょうか。。 荷風という人間を説明するとしたら、、 自己中心的で、お金にはケチで人嫌…

荷風は生涯東京の地で。

文豪には「ゆかりの地」というものがつきものですよね。 私も去年は岩手花巻に旅行へ行き、宮沢賢治のゆかりの地を歩いてきました。。 永井荷風のゆかりの地は何かと言われると、東京の浅草や小石川といったところでしょう。 永井荷風は生まれも育ちも全て東…

荷風と音楽の関係性

荷風は「音楽」にも非常に影響を受けていた人物でありました。 彼はどのような音楽に関心があったのでしょうか。。 彼といえば、オペラの印象を持つ人々が多いです。フランス留学時に西洋音楽の魅力に引き込まれ、現地では多くのオペラや発表会に通い、日本…

季節や気候の描写がポイントです

私は、荷風を語る上で「芸術の美しさ」「情調美」はかかせないと記事で述べました。 「さっきから言ってる情調美って何??」 「芸術の美しさって漠然としすぎじゃない?」って思われることでしょう。 私が荷風文学の中で感じている情調美とは、荷風がふいに…

荷風が感じる漢詩の魅力とは・・

荷風は「小説家」よりも「詩人」として評価されることが多かったと前回述べました。 西洋詩にも興味を持っていましたが、教養が深く身についていたのは漢詩です。 荷風は多くの漢詩を熟読し自ら作り出すなど漢詩との結びつきが非常に強い人物でありました。 …

荷風の芸術美は「寂しさ」から

永井荷風は個人主義者として社会のやり方に縛られることなく、自己の自由と独立を支持しています。そして彼は孤独な生活へ・・・。 そのいきさつについて少し詳しく書きます。 書いた作品は発売禁止処分に?! 彼が23歳の秋からアメリカに四年間、フランス…

永井荷風ってどんな人?

周りの友達からの「大学で何を勉強しているの?」との質問に「永井荷風の文学作品だよ」と答えると「誰?!」「知らないなあ」などの声が・・。 近現代文学者というと、芥川龍之介や夏目漱石、森鴎外などが有名どころです。「永井荷風ってあまり知られていな…

大学生活の中で永井荷風の研究に興味を持ち、様々な作品や先行研究、文献を読みました。

そこで得たわずかながらの知識を分かりやすく発信しようと思い、ブログを書いています。